読めばデキル!響くキャッチコピーの作り方10パターン
読んだ人に響くキャッチコピーを作るのは、プロでないと難しいとあきらめていませんか?
実は、響くキャッチコピーにはいくつかのお決まりの作り方があります。
10パターンを紹介しますので、商品・サービス、ターゲットに合うもので、キャッチコピーを作ってみてください。
Contents
お客様の声
簡単ですが、効果が期待できるキャッチコピーは「お客様の声」です。
商品・サービスへの「〇〇〇だからよかった!」というお客様の声は、ほぼそのままキャッチコピーになります。
困りごとや悩みが解決した!
欲しかったものが手に入った!
ということを飾らない言葉で伝えてもらえるので響きやすいんです。
アンケートをとったり、直接対話したりして、お客様の言葉を集めましょう。
ほめ言葉はキャッチコピーになりますし、「こうしてほしい」という意見は、貴重な改善ポイントになります。
簡単!すぐできる!
やってみたいと思うことが、「簡単!すぐできる!」と言われると、関心が高まりますね。
「簡単!すぐできる!」という言葉をそのまま使うと平凡なので、違う表現に変えましょう。
伝え方を工夫すると、より一層興味をもたれます。
短時間でできる!
<例>
- 毎日10秒でOKならくらく体操
- 10分でできるグルメな味
- 3時間でできるお出かけワンピースの作り方
誰でもできる!
「誰でも」の部分に、具体的な人物像を入れると印象的になります。
<例>
- 5歳児から使える!キッチングッズセット
- 数字が苦手な方のための確定申告セミナー
〇〇〇〇しながらできる
特別な時間をとらず、生活の中に組み込める簡単さをアピールしてみましょう。
<例>
- テレビを見ながら~
- 寝ながら~
- 歩きながら~
- 歯を磨きながら~
〇〇せずに、△△△できる
<例>
- トイレ掃除せずに、キレイがキープできる!
- ガマンせずに、ダイエットできる!
特徴よりトクすること
キャッチコピーづくりでやってしまいがちなのは、商品・サービスの特徴を単に伝えてしまうこと。
例えば、ベビーウェアで考えてみましょう。
このベビーウェアの最大の特徴は、
「職人が手がけるフラット縫製」です。
つくりがちなキャッチコピーは
職人技のフラット縫製、採用!
キャッチコピーが無いよりはマシですが、
もっと積極的に売りたいのなら、
縫い目がゴロゴロしない!
赤ちゃんの肌に安心、丈夫なフラット縫製。
違いがわかるでしょうか?
キャッチコピーを単なる特徴の説明にすると、読み手の心に響きません。
困りごと・悩みの解決や、望みがかなうこと、ちょっといいなという感じなど、お客様が得すること、喜ぶことをもとにキャッチコピーをつくりましょう。
ターゲットを明確に
例えば、混雑している駅で
「みなさん!」と呼ばれる場合と
「お父さん!」と呼ばれる場合、
「お父さん!」の方が振り向かれやすそうですね。
ターゲットが絞られると響きやすくなります。
「ターゲットを絞ると、お客様が減りそう」と言われる方も多いのですが、実際は逆です。
具体的に絞り込んだ方が効果は上がります。
ターゲットを明確にする簡単なパターンは「〇〇〇の方へ」。
○○○に何を入れるのか考えてみましょう。
悩み・困りごと
「○○○に悩んでいる方へ」
「○○○にお困りの方へ」
悩み・困りごとは解決したいもの。
当事者にはかなり響くワードです。
願望
「○○○したい方へ」
「○○○したくない方へ」
これも当てはまる方には刺さります。
特性を入れる
年代・性別・職業・役職・ポジション・地域・趣味などの特性を盛り込みます。
2つの要素を合わせるなどして、細かく分けるとより強力になります。
家族構成
「双子の親御さんへ」
地域
「大阪市内にお住いの方へ」
その他の特性
「愛犬の換毛期で悩む飼い主さんへ」
2つ要素を足す (地域+立場)
「堺市のベビーとママ集まれ!〇〇〇教室」
ただし、ターゲットの特性が独特すぎて、
「そんな人どこにいるの?」とならないようにご用心。
比喩でわかりやすく伝える
比喩は「まるで○○○のような」という伝え方です。
グルメ番組での食レポなら、
「○○○の宝石箱や~」ですが(旧い)
マッサージ後の感想では
「肩に羽が生えたようにかる~い」
書籍広告では
「精神安定剤のような本」
比喩を使って、わかりやすく伝え、イメージアップにつなげます。
比喩表現は、小説、エッセイ、俳句、短歌、詩歌など広告以外にもよくあります。
アナウンサーや芸人で上手な比喩表現ができる方もいます。
日ごろから気にして、いい比喩はメモしておくと感覚が磨かれます。
権威性でランクアップ
権威を利用するのは、あまり良い印象ではありませんが、
広告ではよくある手法です。
権威性のあるものは
- 有名ブランド
- 一部上場企業
- メディア
- ある分野で秀でた人物
- 名の通った賞
- 東大・京大 または世界の有名大学
など。以上のような要素があると、商品・サービスがワンランク上に見えます。
<例>
- NHKニュース番組で取り上げられました。
- 日本経済新聞の記事で紹介!
- ○○○○○(有名タレント)さんも10年以上愛用しています。
- ○○○○賞受賞!
- オリンピック選手を育てた○○○○コーチ推薦
人気モノは選ばれる
人は失敗したくない、という気持ちがあります。
「みんなが選ぶもの=いいものだから失敗しない」
と判断して、人気ものは選ばれます。
みんな選んでいる
みんな買っている
という要素があれば、ストレートに伝えましょう。
<例>
- たちまち満席になる人気セミナーです
- 予約3ヵ月待ち!こだわりチーズケーキ
- 人気ランキング1位のコスメ
- amazonビジネス書ランキング1位 など
人気上昇中!
話題沸騰!
などの言葉も使えますが、
ターゲットを絞ると、さらに効果があります。
<例>
- 入学準備に忙しいママに人気!
- 若見え50代に人気の美容習慣
新しさで注目される
新しい良いものは注目を集めます。
<例>
- いまニューヨーカーに人気のお手軽ランチ
- 話題沸騰! 梅田に新しくできたB級グルメ
- 新登場! 汚れがつかない白いブラウス
新しさをアピールするときに使われる言葉は
いま~
○○○中!
新登場!
新しいことは、それだけでメリットです。
商品・サービスに新しい要素があれば、強く打ち出しましょう。
常識・習慣を否定する
常識・習慣を否定してアピールする具体例として、
すぐに思い浮かぶのは食事や健康のこと。
食事に関しては常識を覆す情報が多いですね。
例えば、
「油を摂取しても肥満にはならない」
すべての油、というわけではなく、種類によるようです。
そういえば健康食として流行した〇〇〇オイル、ありましたね。
睡眠に関しても常識を覆す意見がいろいろと出ています。
例えば、
「眠りのゴールデンタイム22時~26時に特別な効果はない」
本当でしょうか?
従来の常識を否定されると気になります。
商品・サービスに常識をひっくり返す要素があるなら、強力なキャッチコピーになります。
もちろんウソはいけません。
数字を入れる
キャッチコピーに数字を入れると、
具体性が出て、響きやすいキャッチコピーになります。
伝えたいことがたくさんあるので、別のページでまとめています。
こちらをご覧ください。
まとめ
響くキャッチコピーの作り方10パターンを紹介しました。
どれを使えばいいのか、わからない場合は、10パターンで考えて、キャッチコピーを作ってみてください。
たくさんの案を考えることも、いいキャッチコピーを作るポイントです。
なお、ひとつを選ぶときは、ターゲットに近い方の意見を聞くことをおすすめします。